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2009年10月4日日曜日

ルータが勝手にブリッジしちゃうって・・・

前回ルータの記事を書いていて、以前あったルータのトラブルを思い出しました。

「無線ルータを変更したら1台しかつながらない!」
こんな内容で依頼での作業でした。

回線はCATV、接続状況は
ケーブルモデム---バッファロー無線ルータ---PC2台(無線接続)

PC2台は、AOSSの自動設定ですでに無線設定済み、2台とも無線はつながっています。
しかし、インターネットにアクセスできるのは1台だけ、アクセスできないPCを確認したところ、IPアドレスが正常に割り振られていません。

とりあえず、ルータの設定画面を開くため、作業用PCを有線で接続し「192.168.11.1」を叩いてみたのですが、接続できません。
あれぇ・・・作業用PCのIPアドレスを確認したところ、IPアドレスがやはり正常に割り振られていないようです。ということで、作業用PCのIPアドレスを手動で192.168.11.10に設定、改めて、192.168.11.1へpingを送信・・・やはり、pingが通りません。

お客様に「ルータのIPアドレスの変更しました?」とお聞きしたのですが、お客様曰く「ルータを箱から開けて、ケーブルモデムに接続。後はAOSSボタンで無線設定をしただけだよ」との答えでした。

もしや、と思い「192.168.11.100」へpingを送信・・・通りました。
なぜか、無線ルータがブリッジモードで動作しているようです。
底面のモード切り替えスイッチを見てみると「AUTO」になっています。
 
どうやら、「AUTO」モードでは上位にルータがあるかを判断して、ルータモードをブリッジモードを自動的に切り替えてしまうようです。

今回、CATV回線ということで、無線ルータの「自動回線判別」で、CATVで割り振られたIPアドレスから、上位にルータがあるといった間違った判定を行ってしまったようですね。

192.168.11.100へアクセス、ルータ画面を開いてみたところ、案の定「ブリッジモード」で動作していました。
これを、ルータモードに変更したところ、無線ルータはまさしく”ルータ”となり、無事各PCへIPアドレスを割り当てることができました。

このルータの場合、切り替えスイッチが「AUTO」と「BRI」しかなく、オート側で「ブリッジモード」に設定されてしまうと、ルータ設定画面から「ルータモード」に切り替える必要があるのです。
この場合、PC側のIPアドレスを手動で設定しないと、ルータ設定画面を開けないので、一般の方ではなかなか設定が難しいですね。
しかも、マニュアルなどにはそういった記述が見当たらないので、わからないのではないかと思います。
この「AUTO」ってどうなのでしょうか・・・疑問ですよね。

ちなみに最近の機種では、切り替えスイッチがROUTE「ON.」「OFF」「AUTO」に変わっているようです。
やはり、自動だけでは呉検知で、正しいモードにならないことがあるということですね。

CATV回線などのIPアドレスを自動取得するような場合の、ルータ接続には注意が必要ですね。
自動で設定してくれるのはとても楽なのですが、自動設定は思ったようにならないことがよくあります。
「ルータが勝手にブリッジになっちゃう」ってどうなんでしょうか・・・

 


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