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2010年11月17日水曜日

メモリを増設しよう

前記事パソコンが遅い・・・メモリ増設のススメでメモリ不足について書いてみたのですが、実際にメモリの増設について引き続き書いてみます。

以前メモリを増設をお勧めしたお客様で、
「友達に言われてメモリを買ってきて刺して見たんだけど、変わらないんだよね」
と言われ、「買ってきたのはこれなんだけど」USBメモリを見せていただいたことがありました。
その時は、「USBメモリは外部記憶するメモリで、以前のフロッピーディスクの代わりになるものです。増設するメモリはパソコン内部に内蔵しているメモリを増設する必要があります。」とご案内しました。
確かに、メモリを買ってくればということになると、USBメモリと思ってしまうかもしれませんね。

ということで、内蔵メモリの増設方法について書いてみます。

メモリは規格により、以下の種類があります。
SDRAM (PC-100,133)
DDR SDRAM (PC-2100,2700,3200,4000,4200)
DDR2 SDRAM (PC2-3200,4200,5300,6400)
DDR3 SDRAM (PC3-6400,8500,10600,12800)
カッコ内のPC-××××の数字は、そのメモリの転送速度を表しています。
標準搭載のメモリの転送速度以上のものを選択する必要があります。

*複数の転送速度のメモリが混在した場合、メモリは一番低い転送速度で動作します。

上記の規格がノート用、デスクトップ用それぞれあり、一般的には、デスクトップ用がDIMM、ノート用がSO-DIMM(micro-SODIMM)となります。

 

まずは、パソコンの内蔵メモリの搭載量を調べてみましょう。
image 
システムのプロパティの赤く囲った部分がメモリ量となります。
上の図はXPですが、VISTA,7の場合もシステムのプロパティでメモリ量が表示されます。
次に、パソコンに搭載されているメモリの種類を確認しましょう。
これは、それぞれの機種の仕様を見ると書いてあります。

メモリ(メインRAM) 標準容量 256MB(DDR SDRAM、PC2700対応)
スロット数 2スロット[空き1]
最大容量 1GB
パソコンの仕様にこのように書いてあった場合、
DDR SDRAM、PC2700の規格のメモリで256MBの容量のメモリが1枚搭載されていて、もう一枚メモリが追加できる。また、最大で1GBまで搭載できる。ということがわかります。
この場合、メモリ容量を増やす方法としては、
1. 256MBを1枚追加 256+256= 512MB
2. 512MBを1枚追加 256+512= 768MB
3. 標準搭載のメモリを外し、512MBを2枚追加 512+512= 1GB
ということになりますが、WindwsXPの場合、2の512MBを追加か3の512MB2枚をお勧めします。
(1.の256MB追加では、XP動作に十分なメモリ容量とは言えないため、メモリ追加の効果が大きくは期待できません。)

実際に上記のパソコンで増設するメモリを購入する場合、このパソコンがノートパソコンでは、「PC-2700 SO-DIMM」または、「PC-2700 ノート用」とうキーワードで探せばよいことになります。→アマゾンで検索alt

メモリの増設方法はアイ・オーデータに詳しく乗っていましたのでこちらを参照してください。→メモリ増設方法

メモリの増設自体はそれほど難しいものではありません。
費用もメモリ価格もだいぶ安くなってきていますので、「パソコンが遅い、買い換えなきゃ・・・」と思う前にぜひ挑戦してみる価値はあると思います。

*メモリを増設するときには、メーカー(機種)によっては保証がなくなる場合もあります。必ずパソコンの取扱説明書の「メモリ増設」を確認し行ってください。
また、デスクトップでもSO-DIMMを使っているものもあり、ノートの場合、より小さなmicro-SODIMMのものもありますので、必ずパソコンの仕様を調べてから対応メモリを購入してください。

メモリーメーカホームページから対応メモリを調べることもできます。
アイ・オー・データ機器 メーカ別メモリー一覧
バッファローダイレクト

 

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2010年11月13日土曜日

パソコンが遅い・・・メモリ増設のススメ

パソコンの電源を入れてからなかなか立ち上がらない。
パソコンの動作が遅い。

サポート依頼をいただき、ご依頼の作業が終わった後で、このようにご相談いただくことが多いですね。

以前の記事「パソコンの動作が遅い・・・その原因は」でも書いたのですが、メモリ不足が原因の場合がほとんどです。(この時は別に原因があったのですが・・・)

*メモリ搭載量で起動時間が変わるのはセキュリティソフト 起動時間の早いのは・・2011版のデータを見てください


今回はメモリ不足とはどういうことなのか書いてみようと思います。

パソコンの電源を入れると、HDD(ハードディスク)よりWindowsなどのプログラムを読み込み起動します。
この時、HDDから読み込まれるプログラムは、メモリに読み込まれ、それをCPUが実行することになります。
この時、実行するプログラムが多い(大きい)とメモリに入りきらなくなり、一時保管場所をHDDにつくり、そこに一時保管をします。(仮想メモリ)
このメモリとHDD間でのやり取りを「スワップ」と呼ばれています。

例えて言えば、料理を作る時、冷蔵庫などから調理台に食材を持ってきて、料理を行うと思いますが、たくさんの料理を作ろうと思うと、調理台がいっぱいになってしまい、食材が置ききれなくなり冷蔵庫に戻し、都度冷蔵庫から取り出して調理しなければなりません。
調理台にすべての食材がそろっている場合と、都度冷蔵庫に取りに行く場合を考えてみると、調理台にすべての食材がそろっているほうが、料理を作る作業の効率がよいですよね。
調理台をメモリ、冷蔵庫をHDDと考えれば、調理台(メモリ)が大きければ、冷蔵庫(HDD)に食材(プログラム・データ)を取りに行く手間がなくなり、より作業が効率よくできるようになります。

このように、メモリに読み込んでいるプログラム・データの量が、メモリ容量より少なければ、余計な仕事(スワップ)を行わないので、パソコンの動作も本来のスピードで行うことができます。

では自分のパソコンのメモリ容量と、メモリに読み込まれるプログラム・データ量はどうなっているかを知る必要があります。
これはタスクマネージャーから知ることができます。

タスクマネージャーの起動方法
デスクトップ上タスクバーの右クリックメニューからタスクマネージャーを選択
image
もしくは、キーボードCtrl+Alt+Deleteを押すとタスクマネージャーが起動します。

image

タスクマネージャーの、物理メモリとコミットチャージを確認します。
image

ポイントは、物理メモリの合計値をコミットチャージの合計値が上回っている場合、メモリが不足しているということになります。
PCの動作状況(動作しているプログラム等)により、コミットチャージは刻々と変化しており、コミットチャージの最大値が、PCが起動してからの最大のメモリ使用量となります。
経験上、WindowsXP SP3のばあい768MB(256+512)以上、できれば1GB(512+512)であれば、一般的な使い方ではスワップ動作は起きないと思います。

よく聞くのは「パソコンの動作が遅いので買い替え時かな?」なんてよく聞きますが、メモリ増設することにより見違えるほどサクサク動くことも多々ありますので、ほかに新しくパソコンを購入する必要がないのであれば、まずはメモリ増設をお勧めします。

では、具体的にメモリ増設については、また改ためて・・・・
次の記事→メモリを増設しよう

 

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