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2009年5月4日月曜日

パソコンの動作が遅い・・・その原因は

パソコンがなかなか起動しない、起動しても動作が遅い、反応が鈍い。
パソコンサポートでお伺いしたとき、お客様からよく聞く内容ではあります。
まずはご依頼の作業を終えてから、「少し見てみましょうか」ということで、パソコンの状況を見てみます。
パソコンを見てみますと、標準搭載メモリ256MBのWindows XP+セキュリティソフト・・・・こりゃメモリ不足だな!!という例が多いですね。

最近の例ですが、新しいノートPCと無線ルータを購入したので、設定してほしいとのご依頼で伺ったお客様でしたが、
「これまで使っていたデスクトップが最近調子が悪いんだよね、新しいPCを買ったことだし、そんなには使わないからいいんだけどね。」
無線LAN設定をしながらそんなお話だったので、「ちょっと見てみましょうか」ということで、設定終了後、古いデスクトップを見てみることに・・・

5,6年前に購入したというデスクトップです。
お話を聞いた限り、セキュリティはウイルスバスターを確か使っているとのこと、ただメモリは増設などはしていないとのことですのでメモリは256MBもままかな・・・こりゃメモリ不足だな!!ということで、さっそくPCを起動してみました。

「それにしても遅い!」
電源ONから、もうすでに10分はかかっているのですが、マウスカーソルは砂時計のまま、HDDランプは点灯したままという状態です。
「いつもそんな感じだよ」とおっしゃられるのですが、いくらなんでもこりゃ遅いぞ!
ということで、やっとのことで、起動したのが20分は過ぎた頃です。
起動後も、何をするにもPCから「どっこいしょ」と聞こえてきそうなくらいの動作状態です。

まずはシステムのプロパティでを確認。
CPUはCeleron1.8GHz、メモリ480MB(512MB-ビデオメモリ32MB)でした。お客様のおはなしではPC購入したときにメモリは256MBを増設したとのことです。
それにしては、遅すぎる!

ウイルス・スパイウエア感染をまずは疑って見たのですが、インストールされているウイルスバスターで最近スキャンをしているようなので、ログを見てみましたが、特にウイルスは見つかっていません。

で何気なく、スタートボタンからすべてのプログラムを見ていたら”ウイルス警備隊”の名前が目に入りました。
そういえば、そんな名前のアンチウイルスソフトがあったけ!
えっ、ウイルスバスターがしっかりタスクトレイにあるぞ!

そうなのです。アンチウイルスソフトの2重インストールのようですね。というわけで、ウイルス警備隊をアンインストールしたところ、だいぶ動作が軽くなり、原因はやはりアンチウイルスソフトの2重インストールだったようです。
ただ不思議なのは、ウイルス警備隊はだいぶ古いソフトなので、ウイルスバスターを後からインストールしたと思うのですが、通常はインストールチェックでアンチウイルスソフトがあるという警告がでてインストールはできないはずです。
バスターはウイルス警備隊が入っていることをスルーしたのかな?

「なぜ、2重インストールになったか、いまいち納得できないのですが、これが原因です」ご説明したところ、「なんだ!それって駄目なの?」という返答が返ってきました。
よくよく話を聞いてみたところ、ウイルスバスターでスキャンをすると必ず出るので、お友達が来たときにそんな話をしたら、「ウイルスに感染したんじゃないか?」と言われ、友達が持ってきてくれた「ウイフス警備隊」をインストールしたとのこと。
ウイルスバスターのログを見ても、ウイルスが見つかっていません。
どうやら、クッキーを削除しているのを見て、ウイルスだと思ったようです。
確かに、ウイルスバスターでスキャンすると「解決済みのセキュリティ脅威」という窓が開いて、削除したクッキーが表示されると「ウイルスに感染した」と思う人もいますよね。
   image
 

「ウイルス警備隊」は2002年11月に「V3 VirusBlock」に変わっており、現在のウイルスに対してはまったく役に立たないソフトなのですが・・・・

お客様は、PCが復活したと喜んでおりましたが、やはりメモリ480MBでは不足気味のようですので、メモリを差し替えになりますが、容量を増やすことで、快適に使えますよとご案内し、作業完了となりました。

以前はよくあったことですが、最近は全く見なかったので、あまり気にしていなかったことでしたが、PCが遅くなる原因の一つとして頭には入れておかなければいけないですね。

 

パソコンの動作が遅いなどパソコンの困りごとサポートいたします。
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